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インド人エンジニアの日本語教育を徹底サポート

2021-02-10 10:56:55

グローバルジャパンでは、インド人エンジニアの日本語教育をサポート!

グローバルジャパンネットワークでは、日本企業で働きたいインド人エンジニア向けに、日本語オンラインレッスンを提供しています。全く文化も言語も違うインド人が日本の生活に溶け込むことは大変な面もありますが、予め日本語や文化を学ぶ事で、スムーズに日本社会に溶け込み、より質の高いパフォーマンスを発揮することができます。 

今回は、この取り組みを広く皆さんに知っていただくため、レッスンを担当する弊社スタッフのVさんにお話を伺いました。Vさんは現在、弊社東京事務所にて勤務していますが、大変な努力を積み重ね、短期間で日本語をマスターされました。勉強熱心なVさんですが、生徒さんも皆、大変な努力家ばかりと言う事です。日本語を学ぶ苦労や、日本行きを目指す彼らの思い をお伝えすることで、日本の皆さんにもっと彼らを身近に感じていただけたらと思います。

どのような人がレッスンを受けていますか?

 

現在、オンラインで授業を受けている生徒さんは、主にインド南部のチェンナイ周辺のITエンジニアの方達です。皆さん、母語はタミル語ですが、準公用語の英語も流暢です。

 

 

 

日本語を勉強してみた感想は?

 

 実は日本語の文法は、タミル語やヒンディー語などのインド言語の文法とほぼ同じなので、文法は皆さん簡単だと感じています。  文字に関しては、平仮名もカタカナもそんなに難しくありません。けれど、平仮名とカタカナは見た目が似ているので、最初は2つ並べられると頭がごちゃごちゃになってしまうようです。

 

 

 

 一番、皆さんが苦戦する所は?

 

単語、漢字、敬語ですね。インドにいると、日常生活で日本語に触れる機会が全くありません。英語はインドの準公用語という事もあり、看板や標識や様々な場面で使われているので、特別な教育を受けていない人でも、簡単な英語なら話せる人がたくさんいます。しかし日本語はそうはいかないので、簡単には定着しません。日本語とインドの単語は全く共通点がないので、聞いてもイメージできないのも理由の一つですね。ですから、生徒さんには、単語をたくさん覚える・聞くようにアドバイスしています。 敬語もインドにはありますが、インドでは尊敬を表す単語が一語増える程度です。日本語のように単語や表現が完全に変わってしまうという事はないので、覚えるのが大変ですね。 

 

 

 

日本語とインド言語の共通性 

 

先ほどもお話したように、日本語とインド言語の文法は一緒です。ベトナム人や欧米人は、文法が全く違うのでかなり苦戦するようですが、インド人にとって日本語はとても学び易い言葉です。 

 

 

 

レッスンはどのように進められていますか?

 

レッスンは週に2回、1時間から1時間半程度行います。テキストは、日本語学習で一番有名な「みんなの日本語」を使い、日常生活や仕事をする上で必要な表現を学びます。 

 

レッスンは、まず平仮名、次に文法を教えるようにしていきます。普通なら、平仮名の次にすぐカタカナを教えると思いますが、平仮名とカタカナは見た目がとても似ているので、続けて覚えさせようとするとインド人は混乱してしまうんです。それに平仮名だけでも46字もありますから、そればかりだとやる気が無くなってしまうんですよね。飽きないような心がけながらレッスンしています。 

 

 また、効率的な学習になるような工夫もしています。例えば新しい単語を教えたら、次のレッスンでは、生徒さんにその単語を使った文章を作ってもらいます。単語は、実際に使われる文章の中で覚えた方が効率よく覚えられるので、例えば、「日」をという単語の場合、「日本・日曜日・休みの日」というように、音読みと訓読みを一緒に覚えられるような文章を用意します。一つの漢字に読み方が複数あるという点は、インド人だけでなく他の外国人学習者にとっても難しい所ですね。

 

通常のレッスンの他には、2週間に1回小テストを実施し、結果に対して励ましやアドバイス等を添えています。語学は毎日5分でもいいのでコツコツ取り組むことが大切ですが、それにはモチベーションの維持が不可欠なので、やる気が出るようサポートしています。 

 

 

 

インド人の学びの工夫

 

私も、日本語学習者の1人ですが、日本のアニメ、youtube、podcast、アプリなどを活用して、日本語をよく聞くようアドバイスしています。日本語はインドの日常にはありませんから、耳が慣れる事が大きなポイントになってきます。習った単語がアニメの中に出てくると、その単語の自然な使い方が分かるのでとても良いと思います。生徒さんに日本のアニメが好きな方がいるのですが、そういう人は学習スピードが早いですね。 

 

生徒さんは皆、IT関係の仕事をしている方達なので、レッスンは就業後の午後7時過ぎから始まります。皆さん忙しいし疲れているので、なかなか自分で勉強時間の確保が難しい事があります。しかし、目標や夢がある人は強い意志を持っているので、ちゃんと上達します。毎日30分くらい勉強したら、日常会話程度なら1年で話せるようになると思います。  

 

私も今でも日本語の勉強は続けていますが、単語を自分の声で録音して毎日10個ずつ覚えるようにしています。インド言語の文法は日本語と一緒なので、単語を覚える事が上達への近道です。単語を聞き取ることができれば話せるので、ボキャブラリーの強化を頑張っています 

 

 

 

 インド人はなぜ日本語を学んでいるのですか?

 

生徒さんが日本語を学ぶ理由は、主に3つあります。 

 

一つ目は、日本で働きたいから。インド人ITエンジニアは英語の通じるアメリカに行きたがるのですが、アメリカは競争が激しく、希望の職が見つかりにくいので、技術力の高い日本を選びます。また、他の人と違う経験を積みたい、日本で新しい技術を吸収したい、インドより給与がいいからという人もいます。 

 

次に、日本のアニメが好きだから。小さい頃から日本のアニメに親しんでいるインド人はたくさんいます。ワンピース、クレヨンしんちゃん、ポケモン、デスノートなど、日本でお馴染みの作品がインドでも人気で、アニメがきっかけで日本文化に興味を持つ若者がたくさんいます。 

 

3つ目は、インドに進出している日本企業で働きたいから。近年、インド進出する日本企業が急増していて、チェンナイにはNTTや日産などが進出しています。生徒さんの中には、「インド大手のテックマヒンドラと日本企業が進めるプロジェクトに参加したい!」という夢を持って頑張っておられる方がいます。インドの若者は向上心が強いので、日本の働き方を経験してキャリアップをしたいと思っているんですよ 

 

 

 

 オンラインでのメリットは?

 

一番は、時間も場所も、語学学校の対面授業より融通が効く事ですね。急な残業による時間変更にも柔軟に対応できます。 後は、少人数制である事です。私のクラスは最大5名ですが、語学学校では多いと1クラス20以上人になります。それだと会話を練習したり、質問のチャンスが少なくなります。オンラインだとレッスンを録画していつでも復習できるし、質問も時間を問わずメールでできます。現在インドでもコロナウイルスが猛威を振るっているので、オンラインレッスンは安全だと皆さんに喜ばれています。 

 

 

 

 インド人のITエンジニアが働きながら、学ぶことについて

 

 多忙なエンジニアが働きながら学ぶことは大変な事ですが、「意志あるところに道は開ける」です。目標や夢に向かって、努力を積み重ねれば必ずマスターできます。インドではバスや電車通勤する人が多いのですが、通勤などちょっとした隙間時間に単語を覚えるようにアドバイスしています。今は、面白いyoutubeチャンネルやpodcastなどもありますし、楽しみながら勉強できます。 

 

 

 

 インド人生徒さんは、具体的にどんな勉強をしていますが?

 

 文法は授業だけでOKですが、漢字や単語は自分でコツコツ取り組む必要があるので、アプリの活用を勧めています。私も誰でも見られるレッスン動画を作ってyoutubeにアップしているので、それを復習に使ってくださっていますね。

 

日本語検定初級・中級レベルの生徒さんには、とにかく日本語を聞く量を増やすよう指導しています。日本文化や自然な日本語を耳から覚える事ができるので、youtubeにある15−20分程度の日本語の動画をよく利用します。上級レベルの生徒さんだったら、やはり日本に留学することをお勧めしています。 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?Vさん始め、生徒さんも皆さん、夢に向かってひたむきに努力されています。弊社もインドと日本を繋ぐ架け橋として、オンラインレッスンを一層充実させていきたいと思っております。今後は実際にレッスンに参加されている方のインタビューも随時アップして参りますので、楽しみにお待ちください!  

 

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