オフショア開発に携わる

 

インド人エンジニアの本音は?

 

コロナ禍収束の見通しが立たない中、コストメリットの大きいインドオフショア開発の関心が高まり、弊社にもたくさんのお問い合わせが寄せられています。こちらのブログでは以前、インド人I Tエンジニアの魅力をお伝えすべく、日本で働くインド人の方々へインタビューを行ってまいりました。今回は少し視点を変えて、日本とのオフショア開発に携わるインド人エンジニアのZさんにお話を伺いました。Zさんは日本とのプロジェクトを通して、どんな事を感じておられるのでしょうか?
Global Japan Network:日本のオフショア開発プロジェクトに参加されてみてどうでしたか?インドと日本のやり方に違いはありましたか?

Zさん:実は日本人と仕事するのは今回が初めてでした。実際に働いてみてまず感じたのは、日本人は時間に正確だということです。インドだとミーティングに5〜10分くらい遅刻する事はよくあるのですが、日本人は時間厳守なので、ミーティングの時は数分前からパソコンの前で待機するようにしています。

 後は、日本人の仕事の仕方はきちんとしているので、働きやすいですね。インドだと指示は基本的に口頭で行われて、プロジェクトの計画もそれ程きちんと書面にしません。そのため上司の指示が昨日と今日で全く違ったりして混乱する事が多々あります。

一方、日本人は、最初にプロジェクトの計画をきちんと立て、それを必ず文書化にしてくれます。毎日どんな業務をするのか明確になるので、業務に集中して取り組むことができます。次の見通しも立てられるので効率的ですし、働きやすいと感じています。

また、文書化する事で、お客様のご要望をきちんと汲み取る事ができるようになったとも感じます。この様にプロジェクトが計画通りに進む事が今まで無かったので、とても新鮮に感じています。

Global Japan Network:日本人とのコミュニケーションに関して、難しさは感じていますか?

Zさん:問題ないですね。今は、日本側のプロジェクトマネージャーと一対一で、インドの公用語である英語でコミュニケーションをとっているので、問題無く進められています。しかし、今後チームが大きくなってくればコミュニケーションロスが起こりやすくなるので、連携をとる工夫が必要になってくるかと思います。

Global Japan Network:開発方法の違いは何かありますか?

Zさん:開発の進め方はほとんど変わりません。今まで経験したプロジェクトは、上司から概要を聞いて、そこからチームで相談しながら開発していくという流れですが、日本のプロジェクトも同じようなやり方です。

技術面でもそんなに変わらないので、戸惑う事なくできています。最初は日本とインドでは文化が違うので、インド人が作ったサイトを日本人が使いやすく感じるのか不安もありました。でも、例えば商品レビューを付ける時、最高評価は星5つと言う様に、星の個数で評価しますよね?そう言う表現方法やユーザーインターフェースに関しては、インドでも日本でも同じだと言う事が分かったので困りませんでした。

Global Japan Network:文化的違いは感じますか?

Zさん:大きな違いは感じませんが、色使いに関しては好みが違いますね。サイトのデザインを決める時、インド人はカラフルな色を選びますが、日本人は白を基調としたシンプルなデザインを好みますね。

 

Global Japan Network:働き方で何か違いはありますか? 

Zさん:私の労働時間は9:00〜18:30なので、以前と労働環境は変わりません。日本人の方がよく遅くまで残業しているようなので大変だなと思います。もちろん私も締め切り前は残業する事がありますが、このくらいの事はインドでも当たり前なので全く気にしていません。

 

Global Japan Network:日本企業への要望や伝えたい事は何かありますか?

Zさん:日本人は計画的で、プロジェクトをコントロールするのが上手です。しかしその反面、一度決めた計画を変更する事に少し消極的かもしれません。インド人はディスカッションしてアイディアを出す事が大好きで、自分の創造力を開発に反映させたいと言う情熱を持っています。ですから、プロジェクト進行中でも良いアイディアが出たら、柔軟に計画変更します。もし、日本サイドがもう少し変更に柔軟になってくれたら、より良い製品を作れるのではないのかなと思います。

いかがでしたか? 

インドは日本と同じアジアの国ではありますが、中国や韓国と比べると文化的差異は大きくなります。しかし、インドは多民族国家である事やアメリカとのオフショア開発の経験が長い事から、インド人は異文化へ高い適応力を持っています。Zさんが日本人は時間厳守だと知り日本の習慣に合わせた様に、話せばインド人は柔軟に対応してくれるはずです。海外のIT産業においては、インド人ITエンジニアの雇用やオフショア開発は当たり前となっており、多くの国がそのメリットを享受しています。日本ではインド人材の活用はまだそれ程浸透していませんが、このインタビューを通して、日本の皆様にインドをもっと身近に感じていただけたら幸いです。

 

 

 

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