1. Home
  2.   /  
  3. Business
  4.   /   インドオフショア開発会社トップ3...

インドオフショア開発会社トップ3

2021-09-29 13:41:17

インドオフショア開発会社トップ3

 

オフショア開発でIT大国に

インドのIT産業はオフショア開発によって作られたと言っても過言ではなく、現在でも世界中の国からのプロジェクトを委託されています。

インド技術者を活用するコストメリットは、既に80年代からアメリカでは知られていましたが、インドがIT大国としての地位を確固たるものにしたのが、西暦2000年問題と言われています。この時、アメリカからインドにかなりのプログラム書き換え案件が委託され、ここで得た信頼と実績が、その後2001年ITバブル崩壊や2008年リーマンショックでアメリカ経済が停滞し、多くのアメリカ企業がインドにコスト削減のため業務委託することに繋がったとされています。

インド企業もまた、この状況を商機と捉え、幅広い業務を行うようになりました。IT産業の黎明期において、欧米にとってインドはプログラムの書き換えやバックオフィス業務の委託など、単純な案件をリーズナブルにこなすアシスタント的な立場に過ぎませんでした。

しかし現在では、多くのインド人がIT業界で活躍。例えばマイクロソフト、アドビ、グーグルなどグローバルIT企業ではインド人がCEOとして活躍していますし、インド国内には多数のグローバルIT企業が進出しています。

また、若い世代がITの力で社会改革する動きも活発で、Ola(配車サービスやEV車事業)、Oyo (ホテルチェーン)、Byju’s (Edtech)など世界中から注目を集めるインド企業のCEOは全員40歳以下です。

インドは今や世界のIT産業を牽引する存在へ変貌しましたが、今回はインドのIT産業を支えている主要オフショア開発企業を3社ご紹介します。

 

TCS(タタ コンサルタンシー サービシズ)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Infosys#/media/File:Infosys_(4911287704).jpg

 タタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)は、インドのマハラシュトラ州ムンバイに本社を置くインドの多国籍ITサービスおよびコンサルティング企業です。2021年2月現在、TCSは、時価総額(2,000億ドル)で世界最大のITサービス企業です。タタ・グループの子会社であり、46カ国149拠点で事業を展開しています。時価総額でインド企業第2位。2014年には三菱商事と合弁会社を発足し、日本進出をしています。

アメリカでのクライアントは、General Electric、Morgan Stanley、Citi bankなど。ヨーロッパでは19カ国で事業を展開しており、Deutsche Bank AG、SAP AG、ASML Holding NV、Infineon Technologies AG、ABB Ltd.などがクライアントにいます。

 

TCSのコロナ禍の状況

パンデミックが猛威を振い経済の停滞が問題となっている一方、欧米ではITサービスへの需要の高まりが見えています。TCSでは、この需要に迅速に対応するため、今年は大学キャンパスからの新入社員に約4万人分の仕事を提供することを発表。コロナ禍においても成長が期待されています。

 

infosys

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Infosys#/media/File:Infosys_(4911287704).jpg

 

infosysは、インド第2位のIT企業です。大規模なシステム開発、ERPのグローバルロールアウトを得意としてきましたが、近年はDX(デジタルトランスフォーメーション)に注力しています。

主なクライアントは、Novartis 、ICICI Bank、Johnson and Johnson、Goldman Sachs、Mercedes Benzなど多数あります。

 

Infosysのコロナ禍の状況

Infosysもコロナ禍においてサービスへの需要が高まり、Brand Finance Global 500 2021のランキングによると、Infosysのブランド価値は前年比で71億ドルから84億ドルに増加し、72ランクも上昇。

2021年4月14日には 2020 年度の業績を発表し、実質ベースの通期の成長率は 5.0%、第 4 四半期の成長率は 9.6%に上昇し、激動する経済環境の中での好調な業績を報告しました。2020 年度の大型案件 の合計契約金額は過去最高の 141 億ドルに達し、うち 66%を新規獲得契約が占めました。通期の営業利益率は 3.2%改善し、フリーキャッシュフローは 38.5%上昇しました。

加え、2021年も積極的にITエンジニアの採用を行うことが発表されており、イギリスにおいて今後3年間で1000人を雇用する計画です。採用者は、クラウドコンピューティングやアナリティクス、AIなどの最先端のプロジェクトに携わる事となります。

HCLグループは、世界39ヵ国でビジネスを展開するグローバルテクノロジー企業です。HCLテクノロジーズ(グローバルサービス事業)、HCLインフォシステムズ(インド国内でハードウェアを手掛ける)、HCヘルスケア(インド国内で病院ネットワークを展開)の3社で構成されています。
HCLは1990年代には、HCLテクノロジーズを通じてサービスビジネスへのシフト、グローバル市場への進出を成功させていましたが、2005年には事業トランスフォーメーションを実施。その結果、大きく成長を遂げることができました。

主要取引先としては、ボーイング社、メルク・アンド・カンパニー製薬会社などがあります。

HCL

出典:https://www.hcljapan.co.jp/about/

 

HCLのコロナ禍の状況

同社もコロナ禍でありながら業績を伸ばしており、2021年8月2日に発表された2022年度第1四半期の連結決算は、売上高は前年同期比11.7%増、中でもMode2サービスの売上高が、クラウドやデジタルトランスフォーメーションの案件を中心に、前年同期比29.0%増。当四半期に契約額が前期比で37%増加。また7,500人以上の新規採用を実現と好調です。

* Mode2サービス:デジタル&アナリティクス、IoT WoRKS™(モノのインターネット)、クラウドネイティブサービス、サイバーセキュリティ&GRCサービスのこと