1. Home
  2.   /  
  3. Business
  4.   /   インドオフショア開発とインド人材の魅力...

インドオフショア開発とインド人材の魅力

2021-09-15 15:33:08

インドオフショア開発とインド人材の魅力

メリット1:南インド・チェンナイは物価が安い!

オフショア開発において、インド はベトナムなどアジア各国とよく比較されますが、インドは近年IT大国としての地位を築き、世界中に優秀なIT技術者を送り出している事から、「インドでの開発は以前ほど安くない。ベトナムの方が安いのでは」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、首都デリーはベトナムより物価が高い傾向にありますが、弊社インド事務所•Global Japan DX Labがある南インド・チェンナイは、インド国内でも物価が比較的安い都市です。
下図はチェンナイとベトナムの2都市(ホーチミン•ハノイ)を比較したものです。これを見ると、各職業別人件費や賃料などチェンナイの方が安く、チェンナイのコストメリットが大きい事がお分かりいただけます。

出典:ジェトロ投資コスト比較(https://www.jetro.go.jp/world/search/cost.html)

 

チェンナイは、昔はマドラスという名前で呼ばれており、日本では東インド会社の拠点として習った方も多いのではないでしょうか。

現在、チェンナイはインド屈指の商業都市であり、自動車や二輪車メーカーが集積している事からも「インドのデトロイト」と呼ばれ、日系のルノー日産、ヤマハ、いすゞを始め、世界各国から自動車メーカーが進出しています。
加え、主要港湾の近くはインフラ整備が進み、味の素、パナソニック、コマツ、東芝、コベルコ建機、エーザイなど日本からも400拠点が展開しています。
そのため、チェンナイには日系企業での就業経験があったり、日本語を学んだりするITエンジニアが多い事も特徴です。
またチェンナイは、弊社CEOと東京事務所スタッフの出身地である事から、広い人脈を生かし、どこよりも質の高いサービスを提供する事が可能です。
このように、物価が安い、インド有数の商業都市である、日本に慣れたITエンジニアが多いなど多くのメリットがあるチェンナイは、インドオフショア開発を始めるのにベストな街と言っても過言ではありません。

メリット2:インド人のIT技術は世界有数!

2つ目のメリットは、インド人のIT技術が高い事です。インドは公用語が英語である事から、アメリカのオフショア開発を一手に引き受け成長し、今やIT大国と呼ばれるまでに成長しました。
弊社スタッフも、アメリカやヨーロッパなど世界各国のプロジェクトを経験し、最新のプログラミングやセキュリティー技術を身につけ、日々知識をアップデートしています。

また、インドは多民族国家である事や、海外留学や就業の経験がある人が多いため、国際感覚に長け、異文化に柔軟な人が多いのが特徴です。グローバルに活躍する中で、商習慣など文化の違いに直面する事がありますが、インド人はその都度、相手の価値観に寄り添い、質の高いパフォーマンスをしています。弊社専属のインド人エンジニアも、日本企業のプロジェクトに何度も参加していますが、「日本人と働いて困った事はほとんどない。むしろキャリアアップになるので頑張りたい」と言っております。

メリット3: インドはIT人財の宝庫!技術者の層が厚い!

インドIT技術者の3つ目のメリットは、その層が厚い事です。

情報通信技術関連を専攻したIT分野の卒業者数を国別でみると、1位はインド(55.0万人)、2位が米国(14.8万人)、3位がロシア(9.3万人)となっています。日本は、3.4万人で9位に入りました。

ITの卒業生が多い理由として、インドの人口が13億人と多い事や若者が多い事が挙げられますが、インドではITエンジニアは花形職業である事も関係しています。インド人はグローバル企業でも大活躍しており、Microsoft、Google、AdobeのCEOはインド人です。弊社のインド人エンジニア達からも、「ITには大きな夢がある。エンジニアは子どもの頃から憧れで、いつも子どものなりたい職業のトップに入っています」という話をよく聞きます。

また、インドではITエンジニアは基本的に情報系学科の学生がなるものです。日本では人材不足もあり、入社試験で適性が認められた英文科や史学部などの文系学生がSEになる事がよくありますが、インドではまず考えられない事です。学生時代からしっかり技術を磨いてきた優秀なエンジニアが多数いるインドは、まさに「IT人財の宝庫」と言っても過言ではありません。

出典:ヒューマンリソシア、2020年7月2日発表、 「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.3  世界の大学等におけるIT教育について独自調査」

https://git.resocia.jp/info/post-developers-around-the-globe-survey-career/

 

メリット4:インドのIT教育

今や、GoogleやAppleなどグローバル企業では多くのインド人技術者が活躍していますが、それを支えているのがインドのIT教育です。中でもインド最難関であるIIT(インド工科大学)は、倍率50倍以上にもなります。東大が3倍、ハーバードが20倍ですから、受験戦争は大変熾烈です。
IITの卒業生は大変優秀で、毎年GoogleやAppleなどに数十人単位で就職が決まります。また、初任給も一千万以上と、MITやカルフォルニア工科大学の学生と同じ高待遇で迎えられなど、インドのIT教育は世界中から高い評価を得ています。
近年、インド人学生獲得には日本企業も積極的に乗り出しており、みなさんお馴染みのメルカリも多数のインド人に支えられています。この流れは東京などの大都市だけでなく地方でも加速しており、英語力とIT技術を武器にしたインド人材の活用が日本各地で広がりを見せています。

いかがでしたでしょうか?インド人ITエンジニアたちの魅力これだけにとどまりません!次回は、近年、日本でも話題のインドの教育についての最新情報をお届けいたします!