インド人の一般的な働き方。

 

最近、日本企業でも、インド人、特にITエンジニアの採用を検討する会社が増えて きています。一方で、インド人を雇用する際に、インド人の文化を理解することが 、より速く効果的に会社に慣れてもらうためには有効です。 インドは13億人の人 口を有し、多言語、多民族社会であり、顕著な違いがあるので、インドの人々の文 化について、説明をしたいと思います。

強い家族関係

インドでは、家族の結びつきが密接であり、特に農村部ではその傾向がより強いです。若者は結婚後も両親と同居するケースが多く、家族は生活の中で重要な役割を果たしています。教育、結婚、そしてキャリアの決定に影響を及ぼします。お見合い結婚はまだまだ根強く存在しています。インドでは、同じカーストのコミュニティ内での結婚が一般的で、その枠を外れて結婚することはあまりありませんでした。ただ最近では、若者が都市部で大学の勉強やその後の就職で自立して暮らすようになり、コミュニティの外で結婚相手も見つけるケースも少しずつですが増えてきています。

家族との緊密さは、家族の意見を考慮して、人生の様々な決定が下されるという生活スタイルに表れています。特に、高齢者の意見が尊重されます。家族の意向が、いろいろな局面で最優先事項として扱われます。

初めてのインド人と会議で、家族、配偶者の有無、子供についての質問を聞かれることもあります。日本では家族に関する質問はプライベートの領域という感覚を持つ人も多いですが、インドではビジネス上でも家族について気軽に尋ねることが一般的で、それにより相手を深く理解して親しくなるというスタンスを持っています。

結果とプロセス指向

結果を達成することは、厳密な方法でプロセスと手順に従うことよりも重要であるという考えがインドでは強く見られます。インド人は、利益の達成、急速な成長、競争力強化を重視する傾向があります。 望ましい結果を達成するために、近道を見つけたがります。インド特有の表現で「ジュガール“Jugaad”」という言葉は、目的達成のために最短の達成方法を見つけることを言います。インド人が良く言う「ノープロブレム!問題なし!(“No Problem!”)」は、最終的な結果を達成するのに十分な自信があるという表現で、具体的な道筋は明らかでない場合もよくあります。ジュガールに関しては、スタンフォード大学のケースでも、悪しき習慣か、イノベーションかという、二つの観点で議論されたこともあるようです。日本人としては、最終的なゴールとともに、具体的な道筋まで示して、そこまでのプロセスを理解してもらったうえで、業務を依頼する方法もあるかもしれません。

時間管理

インドでは、時間管理の概念が日本と比較してルーズという印象があります。インドでも、ビジネスの企業の世界では、業務の期限遵守のために最大限の努力を行います。ただ、何らかの理由で期限が守られていない場合は、期限の延長を求めることもあり、期限を延長しても、関係性が悪化することはほとんどありません。日本と比較すると、遅延の許容レベルが高いと思います。つまり、インドでは気を付けないとチームメンバーは、プロジェクトの期限を常に守るとは限らないということになります。日本企業は、インド人をプロジェクトでアサインする場合、期限のモニタンリングを常に意識するように周知徹底することが求められるでしょう。

 異文化間の違いを正しく理解していないと、さまざまな分野の困難、フラストレーション、生産性の低下につながる可能性がありますが、これらの違いを適切に理解することで、より強化したチームワークを創り出すことが可能となります。

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