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理数脳を育てるインドの教育とは?

理数脳を育てるインドの教育とは? インドはIT大国として、世界中に優秀なエンジニアを送り出しています。それを支えている物の一つが「インド式教育」、特に数学だと言われていますが、インド人は普段どのような理数教育を受けているのでしょうか?   ゼロの概念が発見された国 インド人に「インド人は数学が得意ですよね」と言えば、誰もが「そうですよ!インドはゼロの概念が発見された国ですからね!」と嬉しそうに答えてくれるでしょう。インド人は幼い頃から親や先生から「インドは数学の国」ということを何度も聞かされて育っています。例えば、15世紀には南部ケララ州で発展した三角関数に関する研究、20世紀初頭に活躍したインドの天才数学者ラマヌジャン、西暦2000年問題でのインド人ITエンジニアの活躍など数学に関する話題には事欠かず、みなこの事を誇りに思っています。 そのためか、小学生に好きな教科を聞くと、数学(算数)を挙げる生徒が圧倒的に多いそうです。これはやはり、数学がインドの誇りである事や、ITエンジニアが子どもや若者の間で憧れの職業であるという事が関係しています。好きな理由に関しても、「数学は役に立つから」という理由を挙げる生徒も多数おり、理数離れが危惧されている日本とは対照的です。 インドでは九九の20の段まで学ぶという噂は本当! 「インドでは20の段まで九九をやる」という話をよく聞きます。日本人なら驚いてしまいますが、これは本当です。州によって違いますが、インドの小学校では20の段まで暗記する事は珍しくなく、未就学児から二桁のかけ算を取り入れる所もあります。
実際に、弊社東京事務所のインド人スタッフも、小学生の時に20の段まで学習したそうです。もし20の段までは行かなくても、商売に役立つためダースの計算が早くできるように12の段までは暗記している人も多いと言う事です。彼女は、「数学はITなどのテクノロジーはもちろん、医学、経済学、会計学などあらゆる学問ベースになっているので、インドの教育では重要視されます」と教えてくれました。このような考え方はインドではごく一般的なようですが、これもIT大国ならではでしょう。 学校のIT教育はインドが日本より一歩リード? ...
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日本よりすごい??インドの数学教育の特徴

日本よりすごい??  〜インドの数学教育の特徴〜 近年、インドはIT大国と称され、インド人がグーグルやマイクロソフトなどグローバル企業のCEOとして活躍し、多くの優秀な理系人材を輩出しています。なぜ、インドでは優秀な理系人材が育つのか、その秘密を今回はインドの教育事情から紐解いていきたいと思います。 インドの教育制度 インドでは,教育は中央政府と州政府が共同で行うことになっていて就学年数などは州により少しずつ違います。しかし、基本的には5・3・2・2制で、小学校が5年,中学校が3年(6~8年生),中等学校が2年(9,10年生),上級中等学校が2年(11,12年生)となっています。義務教育は5歳の1年生から13歳の8年生まであります。 インドの小学校の入学基準は、「その年の3/31までに満5歳になっている者は、その年の4月1日に第1学年に入学する」なので、日本よりも1歳早く小学生になるイメージです。 加えて日本と大きく異なるのは、上級中等学校2年生(12年生)のときに修了資格のための全国共通テストがある所です。このテストの結果は,留年か卒業かだけでなく、大学への進学にも影響するため,生徒たちは一生懸命勉強しています。 数学の学習進度が早く、内容が多い 日本とインドを比べてみると、数学に関してはインドは学習進度が早く、一度に学ぶ単元の内容が多いという特徴があります。 例えば、東京都葛西にある「グローバルインディアン・インターナショナル・スクール(GIIS)」というインド人学校では、現地と同じカリキュラムで進めています。ここでは幼稚園のK2(4歳半~)から『2の段』や『5の段』の掛けと簡単な足し算や引き算を始め、G2(日本の小1)では割り算、G3(日本の小2)では3ケタ同士のかけ算も教えるそうです。 ...
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世界に飛び出すインド人 インド人の留学事情

    世界に飛び出すインド人                ...
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トップ企業におけるインド出身のCEO

グローバル企業におけるインド出身のCEO グローバル企業のトップに多くのインド出身のCEOが就任しています。今回は、以下の4名のインド出身のグローバル企業のCEOの紹介をしたいと思います。彼らは、皆、インド生まれのインド育ちであり、インドで学んだ後、米国に渡り、グローバル企業のトップまで上り詰めています。 GoogleのCEOサンダー・ピチャイ 1972年、インド生まれ。子供時代を南インドのチェンナイで過ごす。 インド工科大学カラグプル校で工学士の学位を取得し、その後、スタンフォード大学で理学修士(MS)、ペンシルヴェニア大学で経営学修士(MBA)の学位を取得した。冶金学・工学・経営学に通じ、コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2004年にグーグルに入社した。  主流のChromeウェブブラウザの立ち上げを担当し、以前はAndroid、Chrome、Maps、その他人気のあるGoogle製品のプロダクトヘッドとして活躍する。2015年、グーグルの持株会社アルファベットの設立に伴いグーグルの最高経営責任者に任命された。Google創設者の ラリー・ペイジ氏の信認が厚く、「意見の衝突」ではなく「意見の一致」を生み出すリーダーで、穏やかな気性、共感力、そして思慮深さこそが、彼をグーグルのCEOにしたと言われる。 MicrosoftのCEO サティア・ナデラ 1967年インド・ハイデラバードで生まれる。マンガロール大学で電気工学の学士号、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校で情報科学の修士号を取得。シカゴ大学でMBAを取り、サン・マイクロシステムズを経て、1992年にマイクロソフトに入社。サーバ部門、ビジネスソリューション部門などを経て、2013年、同社のリストラを契機にして、クラウドやエンタープライズエンジニアリング部門の上級副社長に就任し、2014年2月、スティーブ・バルマーの退任後、最高経営責任者に就任し、ビル・ゲイツ、スティーブ・バルマーに次ぎ、歴代三代目のCEOになる。IT業界がクラウドサービスを利用などにより分散化に向けて大きくシフトするタイミングで、Microsoftのような歴史ある巨大企業で組織変革を着実に実行していることは高く評価されている。 ...
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ITエリートの宝庫 インド工科大学(IIT)

ITエリートの宝庫 インド工科大学 今やIT大国となり、世界中にIT技術者を送り込んでいるインドですが、近年、名だたるグローバル企業がこぞってインド人学生の採用に乗り出しています。 そして数ある大学の中で企業に最も人気なのが、インドの最難関大学であるインド工科大学(通称IIT)の学生です。今回は、IITとインドの就職活動事情についてご紹介します。 インド工科大学(IIT)はどんな大学? インド工科大学(IIT)は毎年約1万人の定員に対し50万人以上の応募、つまり、倍率50倍以上にもなるインド最難関の大学です。東大が3倍、ハーバードが20倍ですから、その競争の熾烈さが伺えます。 よく「アジアのMIT」と称される事もありますが、「IITに落ちたからMITに行く」と言われるくらい狭き門となっています。 その難関を突破した学生たちの優秀さは折り紙付きで、毎年多くの新卒学生が数十人単位でアマゾン、グーグル、マイクロソフト、フェイスブックなどトップ企業に採用されます。 また、卒業生にも有名企業の経営者たちが多数おり、例えばサンダー・ピチャイ(現グーグルCEO)、ナラヤナ・ムルティ(インフォシス初代CEO)、ニケシュ・アローラ(元ソフトバンク代表取締役副社長)などは、現役生にとって憧れの存在です。 IITは、全部で23校(2017年)。インド各地にキャンパスがあり、各校は共通の入学試験を実施するなどの連携しているものの、それぞれ独立した運営をしています。IITは、IT分野で成功を夢見る若者の憧れの的ではありますが、23校で各校の特徴があり、インド人材開発省発表によると2019年のランキングトップ5は下記のようになっています。 1.IIT ...
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日本に来てインド人ITエンジニアが驚いたこと

日本に来てインド人ITエンジニアが驚いたこと。 弊社での紹介で、インド人ITエンジニアのSさんが最近東京のIT会社就職しました。彼は、インドで日本語を勉強し、日系のインド法人で日本語のプロジェクトを任されていました。しかしながら、今まで一度も日本に来た経験がありませんでした。今回が初めての来日で、来日から3か月が経過したタイミングで、初めての日本での暮らしや、日本での暮らしに関する感想をお伺いしました。  -初めての日本暮らしでしたがもう慣れましたか? 「来日してから、3か月ですが、だいぶ慣れました。インドで日系の会社で一緒に働いていた先輩が何人か既に日本に転職しているので、いろいろ教えてもらっています。」  -会社もなれましたか? 「会社の業務にも、少しずつ慣れてきました。入社して、1か月ほどトレーニングがあり、その後プロジェクトにアサインされました。日本語のミーティングで、たまに分かりにくい時がありますが、会社の先輩に聞きながら理解を進めています。」 -日本に来て、驚いたことはなにかありますか? 「時間に正確という点が最も印象的でした。インドで遅刻をすることはさほど重大な失敗とは見なされません。私たちインド人は「Two Minutes! (2分以内に行きます)」と遅れそうなときに、よく口にします。しかし、実際には2分ではなく、20分になることもありますが誰も気にしません。「Five ...
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